世の中には溶接の資格がありますが、実際の現場では溶接の資格を持たない作業員もいます。
「溶接の資格がなくても業務に携われるなら特にいらないのでは？」と考える方もいらっしゃるでしょう。
ただ、溶接の資格を持っておいた方が良い理由が2つあります。
まず一つが出来ない作業が発生すること。
溶接作業の中でボイラー溶接は免許がないと業務に携わることはできません。
特別ボイラー溶接士、または普通ボイラー溶接士のいずれかの免許を取得する必要があります。
そしてもう一つの理由は現場監督者の立場として、将来的に働くことができない点です。
資格を持たない人が部下を管理できるわけがありません。
上司の立場として、現場を指揮する際には必ず資格所有が必須となります。
ただ、見習いとして始める場合は資格がなくても特に問題ありません。
例えばアーク溶接に携わるのであれば、アーク溶接特別教育を受講しましょう。
これは資格という扱いではなく講習です。
アーク溶接装置の取扱およびアーク溶接等の作業方法という実技教育がありますので、そちらを終えてアーク溶接特別教育修了証を受け取る必要があります。
これでしたら短期で習得できますので、未経験の方でも早い段階で実務に携わることができます。